【惜別!】日本最後の国鉄急行型車両クハ455-700最後の試乗

国鉄時代から60年「急行型車両」ついに消滅へ 北陸線・七尾線「最後の2両」2020年秋に置き換え発表

2020年秋に北陸線・七尾線に新型普通電車521系が追加導入され、既存の413系・415系電車が置き換えられ廃車となる計画ですが、同系には、現存2両だけになった「急行型電車」が残っていて、1960年代から全国で活躍したこの急行型という国鉄型車両が、60年以上の歴史に終止符を打つことになります。

私は幼少期を鹿児島で過ごし、鹿児島地区の普通列車には急行型475系電車や急行型キハ58・65型気動車が多く活躍しており、非常に慣れ親しんだ存在です。

2020年7月、最後の試乗に金沢へ向かいました。

↓ コロナ感染防止のため、夜はホテルの部屋から一歩も出ず、富山駅売店で買い求めた地酒や弁当で夕食。

413系の運用は事前に調べておき、早朝、金沢駅のホームで、どのダイヤにクハ455が入るか?見ながら、試乗ダイヤを決めました。

北陸線ラッシュ運用620M 金沢始発5:52→小松行きに乗り込みます。クハ455-702です。

おっ!と幕回しが始まりましたよ。「快速(富山-金沢)」表示も入っています。

↓ 車内のボックスシートは近郊型よりも、ゆったりした造り。窓側にも肘置きがあります!これぞ!国鉄急行型。

↓ 運転席直後は昔はデッキがありましたが…。

↓ クハ455-702の洗面所です。さらに原型に近い701号車も乗れたので、その写真は後で掲載します。

↓ 水

金沢に戻り、今度は七尾線6両運用831M 金沢始発6:58→七尾行きに乗り込みます。

今度はクハ455-701が入る編成でした。

七尾線内は単線すれ違い待ち合わせの長時間停車を繰り返しながら、のんびりと国鉄型車両による鈍行列車の旅路を楽しみました。

クハ455-701の車内外を観察します。


まず洗面所。702号車より原型を保っていますね。左の器は痰壺!?です…。

↑ 洗面所の小さな換気口

↓ 便所使用知らせ灯!


↓ クハ455-701の車内の業務用のハシゴには、なんと!モハ470-7のハシゴが転用…。

入口扉横にはサボ(サイドボード=行先板)挿しも残っていますね!ここに昔は「大阪←(急行)→金沢」とかのサボが入れられていたのでしょう…。


(↓ 名古屋のリニア鉄道館の展示から…これなら急行東海号に使えますね…)


↓ クハ455-701の銘板です。私は昭和47年生まれですから、同世代ですね!お疲れ様でしたね!

さて乗り込みましょう。七尾行きです。


七尾線に入るとデッドセクション(死電区間)で一時消灯の儀式! 

荒れたお肌は隠せませんね~…


惜別!国鉄急行型車両。本当にたくさんの思い出を

ありがとう!=完=

30年目のメタモルフォーゼ下さい♥ 高山本線キハ85ひだ号→富山地鉄→旧尾小屋鉄道車両→日本最後の急行型電車クハ455→芸備線 必殺!徐行連続…

2020年7月、鉄分補給に出かけようと、2020年秋に引退の決まっているJR東海、キハ85特急気動車と北陸本線・七尾線の日本最後の国鉄急行型クハ455をメインに、以前から多彩な列車と路線のラインナップで大好きな富山地鉄さん、石川県小松市に保存中の旧尾小屋鉄道線の日本最古の自走できる気動車キハ1の試乗、私にとって未乗路線のJR西日本の芸備線最深部(新見-備後落合)の旅に出ました。

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